即席麺は日本生まれ。しかし日本の常識イコール世界の常識とは限らない!
海外では、醤油、塩、味噌、豚骨、という分類は日本を意識した製品のみで、ほとんどがダシとなる畜肉や魚介類の名前を表示します。豚肉、鶏肉のほか、牛肉味、海老味もよく見かけられます。地域によっては、アワビ味、XO醤(オイスターソース)味というのもあり、さらには羊肉味というものまであります。また、日本でも人気のカレー味は、世界中で親しまれています。野菜の味ではしいたけ、マッシュルーム、トマト味が一般的です。
宗教的な理由でイスラムの人たちは豚肉を食べないので、イスラム圏で売られている製品にはほぼすべてに豚肉不使用の証であるHALAL(ハラル)マークがついています。同様に、ヒンズー圏では牛肉味の製品は売られていません。宗教とは別に、肉食をしないベジタリアン向け製品も海外ではよく見かけ、一般的には野菜味などと書かれているほか、台湾では「素食(卍)」、タイでは「齋」、インドなどでは緑の日の丸のようなマークを表示するなど、一目で区別できるよう配慮されています。
また、化学調味料不使用(No MSG などと表記)をアピールする製品も多いです。刺激については、韓国とタイの製品がとても強く、この2か国でパッケージが赤い製品を食べるときには、覚悟が必要です。
東南アジア圏では麺の種類が豊富。小麦で作った麺のほか、米粉で作った麺(ベトナムのフォー、ビーフンなど)や緑豆粉で作った麺(春雨)などがあります。小麦の麺でも最近は健康志向のために、油で揚げないノンフライ麺が世界的に人気です。
袋麺の場合、日本では鍋で3分ゆでるのが主流ですが、海外では丼に麺とスープをいれてお湯を注ぎ蓋をして3分待つ、いわゆるチキンラーメン方式の製品が多いです。また、カップ焼きそばのように、湯切りしてからスープを絡めるタイプも東南アジアには広く存在しています。
海外の即席麺では液体のスープが付いていることはほとんどありませんが、調味料やかやく、チリパウダーなどの小袋が、たくさん付いていることが多いです。入れ忘れに注意!
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日本の日清、東洋水産、サンヨー食品のが3強。
どことなくポーランドの製品と似ている 。
Cho Cho Industry 社がミャンマー料理をベースとした即席ビーフンを生産。
一番人気はやっぱりトムヤムクン。容赦ない辛さと酸味が特徴。
宗教上の制約がないので、豚、牛、鶏、海鮮など、バラエティ豊か 。
アジア全体に渡る食の特徴を貪欲に取り込んだバラエティ。
国内即席麺のメーカー数や一人当たりの消費量が多い国。
嗜好、流通事情、会社ごとの技術力の違いなどから、各地で味の差が激しい即席麺。
辛ラーメンが有名。
カラマンシーという柑橘系の果物の果汁をかけて食べるのが人気。
近年、即席麺の需要が急増。
同じイスラム圏のインドネシアと似た製品構成。
カレー味やマサラ味が人気。
Maggiが市場を優勢に占めている。
自国生産だけではなく、マレーシアからの輸入品も売られている。
小さな島国だが、即席麺の自国生産を行っている。
スロバキアのClever社の製品は、ベトナムのAcecook Vietnam社がOEMで製造。
日清食品が工場を構えていて、輸出も行っている。
Maggi、Knorrなど世界的に有名なブランドが販売されている。
ヨーロッパのスープをベースとした味はアジアの即席麺とはだいぶ趣が異なる。
日清焼きそばや出前一丁など、日本語を前面に出した製品を展開。
Matkompaniet社が自国生産。
Unoxt社、GranFoods社が製造、販売。
Nestle社がMaggiブランドで製品を販売。
Batchelors社、G.Costa社、Unilever社などが販売しているほか、大手スーパーマーケットでは、プライベートブランド製品も販売されている。
国内需要の高まりにより、日本企業や韓国企業がこぞって参入。
日清食品と味の素の合弁会社である日清味の素アリメントスが国内最大。